赤穂民報
小豆島観光協会と連携協定 観光ルート確立目指す(9月18日)
観光振興へ向けて県境を越えた協力を図ろうと、赤穂観光協会(田淵新悟会長)は17日、香川県の小豆島観光協会(堀川満弘会長)と観光連携協定を結んだ。
互いの地域の人的・知的資源を有効活用し、総合的な観光振興を目指す狙い。赤穂と小豆島を結ぶ観光ルートの確立をはじめ、観光情報発信や魅力開発、マーケティング活動などで協力する。
特産のオリーブ、映画「二十四の瞳」で知られる小豆島は、小豆島町と土庄町からなり、人口は約2万7000人。2017年の観光客入込数は約106万人となっている。ピークだった1989年の約138万人からは減少しているものの、近年は訪日外国人の増加傾向がみられるという。
調印式は小豆島町内の宿泊施設で行われ、両会長が協定書に署名した。かつて、赤穂からの移住者が小豆島に塩作りを伝えた歴史的背景を踏まえ、田淵会長は「小豆島とは元々、人のつながりが強かった。互いに手を組んでそれぞれの物語を観光振興に生かしたい」とコメント。堀川会長は「お互いが補えるような協力をしていきたい」と抱負を語った。
(小豆島観光協会との連携協定調印式=赤穂観光協会提供)
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