赤穂民報
《市公共工事贈収賄》市が第三者委員会設置へ(9月19日)
赤穂市発注公共工事の設計金額を教えた見返りに現金を受け取ったとして収賄容疑で市係長が逮捕されたことを受け、牟礼正稔市長は19日、第三者による調査検討委員会を設置する方針を明らかにした。
同日の定例会本会議で、今後の対応を問う議員に回答する中で市当局が言及した。牟礼市長は取材に、「具体的な人選はこれから検討する」としつつ、「入札制度に詳しい県関係者や学者など」をメンバーに想定していると語った。設置時期は未定で、「できるだけ速やかに設置したい」と話した。
本会議の冒頭には、牟礼市長が「市民の市政への信頼を失墜させる行為で痛恨の極み。誠に申し訳ありませんでした」と謝罪。議員からは、事件発覚の翌朝まで市長に報告が上がっていなかった不手際や法令遵守の取り組み不十分など指摘する発言が相次いだ。市が設置方針を明らかにした第三者委員会については、「どこに欠陥があったかは上司が一番よくわかっているはず。何でもかんでも第三者に任せればよいというものではない」と自浄努力を求める声もあった。
(本会議の冒頭に謝罪発言へ向かう牟禮正稔市長)
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