赤穂民報
二冊の地図の絵本(10月5日)
ここに二冊の地図の絵本があります。
一冊は、地図のなかに住んでいる動物や人々の暮らしぶりが書きこまれた、見ていて楽しい絵本です。
もう一冊は、先の大戦でポーランドからカザフスタンに逃れ、貧しい日々のなかで父が買ってきてくれた一枚の世界地図によって、たくさんのことを夢みることができたという絵本です。
ふと、自分の少年時代を思い出しました。この少年と同じように、いつも腹をすかしていました。しかし、地図を見ていると、いろんなことがみつかり、楽しい時間を過ごすことができました。なぜでしょうか、地図の魔法なのでしょうか?
「一枚の世界地図がくれる魔法の時間」を一人でも多くの子どもたちに体感してほしいものです。
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『世界がみえる地図の絵本』○作/ブライアン・デルフ○編訳/吉田秀樹○あすなろ書房
『おとうさんのちず』○作/ユリ・シュルヴィッツ○訳/さくまゆみこ○あすなろ書房
(『世界がみえる地図の絵本』○作/ブライアン・デルフ ○編訳/吉田秀樹 ○あすなろ書房)
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