赤穂民報

稀少な忠臣蔵映画ポスター寄贈(11月30日)

 明治から平成にかけて制作された忠臣蔵映画ポスターのコレクション55点を忠臣蔵愛好家の矢野英樹さん(49)=加里屋中洲=が赤穂市立歴史博物館にこのほど寄贈した。
 幼いころから赤穂義士への憧れが強かった矢野さんは思いが高じて本業の防水業のかたわら、忠臣蔵関連グッズを専門に取り扱う土産物店「わたや」を赤穂城跡隅やぐらの北向かいに2011年開業。「義士のまちに来たことが形に残る土産を」とオリジナルグッズをはじめ自身が収集した忠臣蔵映画のポスターも販売したが今年10月末で閉店した。
 ポスター類は忠臣蔵文化の史料としても価値があることから、「必要とされるところで活用してほしい」と店に残っていたものを同館へ寄贈。「最古の忠臣蔵作品」とされる『尾上松之助の忠臣蔵』(1910年)、片岡千恵蔵や阪東妻三郎など豪華キャストの『忠臣蔵 天の巻・地の巻』(1938年)といった名作のほか、『ギャング忠臣蔵』(1963年)、『OL忠臣蔵』(1997年)など異色作品のポスターもある。
 「稀少なものも含まれており、大切に保管したい」と同館学芸員の木曽こころ係長。今回寄贈されたポスターの一部は加里屋のJR播州赤穂駅改札口横ギャラリーで12月16日(月)まで展示されている。

(矢野英樹さんから寄贈された忠臣蔵映画ポスター)

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