赤穂民報

大切に育てたアロエに花咲く(1月16日)

 坂越の井口博萬(ひろみ)さん(72)・純子さん(62)夫妻の自宅マンションのベランダで珍しいアロエの花が咲いた。つぼみも含めて約40株で赤い花穂がついている。
 博萬さんは友人から「体にいいよ」と勧められて50歳のころからアロエを食用。友人からもらったキダチアロエを大事に育てて株分けし、100鉢ほどに増えた。3年前に大阪から坂越へ移住した際は4トントラックで運んだ。
 昨年12月初旬、いくつかの株にアスパラガスの先に似た花芽がついているのに気付いた。最初は長さ3センチほどで葉と同じ緑色だったが、日が経つにつれて大きくなり、赤く色づいた。さらに他の株にも次々と花芽がついたという。
 『日本大百科全書』(小学館)によれば、アロエはユリ科の多年生多肉植物。古株にならないと花をつけない性質がある。井口さん夫妻の話では、1年ほど前に1株だけ花が咲いたが、それまでは一度も花を見たことはなかったという。
 アロエを分けてくれた大阪の友人に「花が咲いたよ」と報告すると、「絶対ええことあるで」と喜ばれた。博萬さんは「みなさんにもいいことがありますように」と、とりわけ花穂が美しい一鉢をマンションの共用部分に飾っている。

(井口さん夫妻宅で咲いたアロエの花)

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