赤穂民報

“光の天守閣”今年は4層造り(12月10日)

 赤穂城跡本丸にイルミネーションで城をかたどった“光の天守閣”が今年も組み上がり、10日夕に試験点灯された。義士祭奉賛イベントとして13日と14日の午後5時〜9時に点灯。4層造りの威容が冬の夜空に輝きを放つ。
 赤穂城は寛文元年(1661)に浅野長矩の祖父長直が築城。天守台も作られたが、藩の財政事情などから天守閣は築かれなかった。
 「四十七士も夢見たであろう天守閣を現世に」と赤穂青年会議所(矢野英樹理事長)は2年前、義士祭の前当夜に2層建ての「天守閣イルミネーション」を設置。市民、観光客から好評だったため、昨年は3層に高さを増し、2日間で約1万3000人が見物に訪れた。
 今年はさらに一層上積みし、地上からの高さは8階建てビルに相当する24メートル。骨組みに使用した鋼管はおよそ8トン、配線した電球は約1万5000個に上った。
 「城らしいシルエットを表現するように設計を工夫した」と矢野理事長。「一人でも多くの人に見てもらい、義士に思いをはせてもらえれば」と話している。

(赤穂城本丸に設置された「天守閣イルミネーション」)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer