赤穂民報

【読者の声】臨時休校いつまで?(3月10日)

 新型コロナウイルス感染症予防の一環で、赤穂市内でも今月3日から15日まで学校の一斉休校が行われていますが、16日以降はどうなるのでしょうか。もし、休校が続いたら、成績判定や卒業式はどうなりますか。(中3保護者)
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 学校の臨時休業については先月27日、安倍晋三首相が「3月2日から春休みまで」の期間の休業を要請。赤穂市教委は兵庫県教委からの要請に従い、3日から15日までの期間で臨時休業を実施している。
 市教委は10日午前の時点で赤穂民報の取材に、「今のところ、16日からは学校を再開する予定で動いている」(指導課)としつつ、「今後、国、県から何らかの方針が出されるはず。その内容によっては対応を変更する場合もある」とし、臨時休業を延長する可能性を含ませた。
 仮に卒業式が休業期間と重なった場合は「出席者を児童生徒と教職員、PTA会長のみに限定した『卒業集会』として開催する予定」という。成績判定については「2月末までの評価に臨時休業中の課題学習を加味して判定することになる」としている。
 文部科学省のまとめでは、今月4日時点で全国公立小中高校の98・7%が休校。一方、「健康・安全を確保するうえでも学校で過ごすことが最適であると判断した」(栃木県茂木町)として休校を見送ったり、「新たな感染者が出ていない」(沖縄県豊見城市)として休校を打ち切ったりした自治体もある。兵庫県内では小野市が「不特定多数者が集合するイベントとは異なり、同一地域の居住者が集合する学校では感染者リスクが少ないこと、共働き世帯やひとり親世帯、さらには医療現場で働く保護者を持つ世帯などへの影響を考慮」して開校を継続している。
 同省は臨時休業の期間や形態について、「地域や学校の実情を踏まえ、各学校の設置者において判断するのを妨げない」としている。市教委は「新型コロナウイルスについて解明されていないことが多く、市独自で判断するのは難しい。国や県の意向を踏まえるしかないというのが実状」(同課)とし、「今後、新たな対応が決まれば、市ホームページで公表し、保護者には連絡メールシステムを使って通知する」と話している。

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