赤穂民報
首里城デジタル復元へ映像提供(3月19日)
火災で焼失した首里城のデジタル3D復元プロジェクトに協力しようと、松原町のアマチュアカメラマン、武村晴人さん(73)が焼失前に撮影した首里城の映像データをプロジェクトグループにこのほど提供した。
同プロジェクトは昨年11月、東京大学情報理工学系研究科の川上怜特任講師の呼びかけでスタート。一般の人たちから提供された首里城の写真や動画を元に立体映像を復元し、実物が再建されるまでの観光資源として役立てようというもので、これまでに国内外のおよそ3000人から3万2千点を超える資料が寄せられている。
武村さんは、ここ数年の間に沖縄を撮影旅行で4度訪問。首里城では中庭の中央に立って360度見回すように建物をカメラに収め、正殿内部も撮影した。ニュースでプロジェクトを知り、約3分間の映像をすべて提供した。
「首里城は沖縄の宝、日本の宝。映像が役に立てばうれしい」と武村さん。那覇市が10億円を目標に首里城の再建費用を募っているクラウドファンディングには3月18日までに9億3500万円を超える寄付が集まっており、「一日も早い再建を願いたい」と話している。
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