赤穂民報

登校園日 5月1日も取り止め(4月15日)

 赤穂市教育委員会は15日、新型コロナウイルス感染防止で臨時休業中の市内小・中学校と幼稚園で5月1日(金)に予定していた登校園日の中止を判断した。
 市教委は今月10日の時点では、「家庭学習の状況を確認するなどのため、最小限の登校園日は必要」としていたが、「最近の感染拡大状況に加え、県立学校においても登校日の設定が見送られていることから、赤穂市内における登校園日を取りやめた」と対応を転換した。
 また、臨時休業中に外出している児童・生徒を見た市民からの苦情が寄せられていることを踏まえ、「不要不急の外出は控えるように各学校から指導しているが、子供たちの運動不足やストレスを解消するために運動の機会を確保することも大切」とし、「ただし、一度に大人数が集まって人が密集する運動や遊びは好ましくないので、もし、そういう場面を見かけたら注意してほしい」と話している。
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◆二転三転した登校園日に批判も
 臨時休業中の小・中学校と幼稚園の登校園日をめぐっては、度重なる変更に児童・生徒の保護者や家族から批判の声が出ている。
 小学校低学年の子どもを持つ30代女性は、「感染を広げないためには登校日がなくなったことはよかった」としつつ、「感染が拡大していることはニュースを見ていたら普通にわかる。判断が遅すぎ」とバッサリ。別の小学生の母親も「あまりにも変わりすぎ。『臨機応変』といえば聞こえはいいけど、単に見通しが甘いのでは」と厳しかった。
 「このところ、ずっと孫の世話をみている」という70代男性は「県がフラフラしているから仕方のない面もある」と同情しつつ、「お上が対応を変更する度に一般市民の生活が影響を受けていることにもう少し気を配ってほしい」と苦言した。
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◆学校園の臨時休業と登校園日をめぐる動き(4月以降)
4月 3日:「4月8日から学校を再開」
4月 6日:「4月19日まで臨時休業を延長」
4月 7日:「臨時休業を5月6日まで延長。登校日を4月8日、9日、13日、17日(幼稚園は13日と17日)に設定。
4月10日:「登校園日を4月13日と5月1日に変更」
4月15日:「5月1日の登校園日を取り止め」

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