赤穂民報

ネットで発信「オンライン体育」も(5月21日)

 新型コロナウイルスの感染防止のため学校の臨時休校が続いた中、インターネットを活用して子どもたちへ情報を伝える試みが赤穂市内でも取り組まれた。
 赤穂警察署は自転車の交通ルールや正しいマナーを紹介する小学生向け動画を制作。例年署員が各小学校を訪問している交通安全教室の実施が今年度は困難なことから企画した。中広の千種川河川敷にある交通公園で署員らが出演して撮影。市内小学校などにDVDを配布するほか、同署ホームページ(兵庫県警ホームページ内)で視聴できる。橋本宏治・交通課長は「保護者や地域の方にも見てもらって、お子さんと一緒に交通安全意識を高めてほしい」と呼び掛けている。
 幼稚園と児童館は教諭らによる子ども向けの遊び歌やおゆうぎなど複数のオリジナル動画をまとめた「あこうこどもチャンネル」を開設。市ホームページに計8本をアップしている。小学校教諭らが音楽、図画工作、家庭科、体育の実技科目をテーマに児童の家庭学習を支援しようと制作したオリジナル動画は市教育研究所ホームページに30本以上が公開されている。
 古浜町の個別指導塾「Willbe」は塾生向けに「オンライン体育」を実施した。臨時休校で自宅学習の時間が増えた子どもたちに「生活習慣を守って勉強してほしい」と始めたオンライン自習の一環。リラクゼーション・トレーナーの北國善彦さん(49)=リラクゼーション掌=を講師に招き、ウェブ会議システム「Zoom」で教室と塾生の自宅をつないで約30分間、ストレッチをレクチャーした。
 大型モニターに映った塾生の様子を見ながら、「手をもう少し前に」「そうそう、できてるよ」などとアドバイスできるのは双方向性のあるウェブ会議システムならでは。塾長の光庵良仁(ながひと)さん(36)は「ずっと机に向かって疲れを感じたときは気分転換が必要。生徒たちに笑顔が見えた」といい、今後も週1回のペースで続ける予定にしている。

(ウェブ会議システムを使って行われた「オンライン体育」)

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