赤穂民報

「現代の名工」直伝 焼き菓子新発売(6月5日)

 2017年の「スウィーツ甲子園」でグランプリに輝いた赤穂塩ラスクを製造販売する加里屋の「ほのか」(プラット赤穂2階)が、「現代の名工」のパティシエ福原敏晃さん(66)の指導で焼き菓子のフィナンシェとシフォンケーキを商品開発。改装した店舗で1日から新発売した。
 赤穂精華園B型事業所が運営する同店は、職員と利用者計10人が勤務。赤穂塩ラスクをはじめ、焼きたてベーカリーが人気でカフェスペースも併設している。利用者の工賃アップにつながる売上向上を目指そうと、専門家のアドバイスを受けられる兵庫県の人材マッチング事業に応募。県洋菓子協会長の福原さん=洋菓子店ボックサン代表=と販売促進に詳しい三坂美代子さん(58)=企画会社クアドロ=が派遣された。
 福原さんは材料の分量から生地の作り方、オーブンの焼き時間までレシピを直伝。「何回作っても同じ品質になるように」と基本を忠実に守る大切さを説いたという。三坂さんは営業コンセプトとともに店舗装飾とコスチュームの一新を提案。地名にちなんで赤を基調にしたデザインにリニューアルし、店名も従来の「ほのか工房」から、より親しみやすいように「ほのか」に変更した。
 フィナンシェは「国産バターの豊かな香り」を風味に活かした。「絹のような口当たり」を目指したシフォンケーキは滑らかな口溶けが楽しめる。いずれもおいしさを引き出すアクセントに赤穂塩を使っている。
 何度も試作を繰り返した末に福原さんのOKをもらったという職員の山根光美さん(62)=目坂=は「お店の看板商品にしていきたい」と出来映えに自信。接客などを担当する花田千佳さん(35)=たつの市=は新しいコスチュームが気に入っている様子で、「たくさんのお客さんに来てほしい」と話した。
 フィナンシェ1個150円、シフォンケーキ1個800円(6分の1カット150円)。6月6日(土)から10日(水)まで300円以上購入した人にフィナンシェを1個進呈する(各日先着100人)。営業時間は午前7時半〜午後5時半。TEL0791・56・9660。

(装い新たに営業再開したスイーツ&ベーカリー「ほのか」のみなさん)

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