赤穂民報

小・中学校 今季の水泳見送り(6月6日)

 赤穂市内の小・中学校が今年度の水泳授業の実施を見送る方針を決定したことが市教委への取材でわかった。
 市教委の各校への聞き取りによると、「プールに大人数が入った場合の安全性が確認できていない」「休校で健康診断を実施できておらず、児童生徒の健康状態を把握できていない」「更衣室の三密を避けることが困難」といった理由で水泳の実施は難しいとの判断に至ったという。一方、幼稚園は園児の体温調整の必要性などから感染症対策をとった上でプール活動を実施する方針で、クラス人数に応じてグループを分けるなど工夫して取り組む。
 文部科学省は先月22日、学校の水泳授業の取り扱いに関する事務連絡で、十分な感染症対策を講じることを前提に「水泳の授業を実施することは差し支えない」とし、「対策を講じることが困難であり、児童生徒の安全を確保することができないと判断する場合は、今年度においては水泳授業の実施を控えるようにお願いします」と周知している。
 また、市教委は修学旅行や自然学校、中学校体育祭、トライやる・ウイークなどの各行事について「現時点で調整中であり、決定次第周知する」とした。小学校の運動会については、「6月中旬には実施の有無を発表する予定」とした。

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