赤穂民報

宿泊料最大1万円お得 市民も利用可(6月15日)

 赤穂市内の旅館やホテルの宿泊料金を最大1万円割り引く期間限定の「ウェルカム・トゥ・赤穂キャンペーン」の予約受付が15日からスタートした。観光業関係者は「新型コロナによる落ち込みから回復するきっかけとなれば」と期待している。
 県の休業要請でゴールデンウイークを含む長期休業を余儀なくされ、深刻な経済的被害を受けた宿泊施設の支援を目的に赤穂観光協会が実施する。6月19日(金)から7月19日(日)までの間、キャンペーン参加の旅館やホテルに宿泊すれば、料金に応じて宿泊者1人につき1000円〜1万円を割り引く(日帰り利用は対象外)。15日から各宿泊施設で予約を受け付け、割り引き総額が1500万円に達した時点で終了となる。赤穂市が国の地方創生臨時交付金を活用して事業費全額を補助する。
 市内宿泊施設23施設のうち18施設が参加する。例えば、税込みで2万円を超える宿泊料金だと1万円の割り引きを受けられる。居住地に制限は設けず、赤穂市民もキャンペーンを利用できる。同協会は「地元のみなさんに赤穂の宿泊施設の魅力を知ってもらえる機会にもなる。長く続いた外出自粛でたまったストレスを息抜きしてもらえれば」と話している。
 政府が示す「外出自粛の段階的緩和の目安」では、県をまたぐ移動を今月19日から全国で解禁。さらに7月10日からは人との間隔を確保する前提で観光振興も徐々に緩和していく方針だ。

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