赤穂民報

「揖保乃糸」が売れれば赤穂塩も(6月22日)

 赤穂の塩を使って作られた龍野特産「揖保乃糸」のおいしさを広めようと、加里屋の居酒屋「風来坊」で21日、オリジナル料理を一日限定で提供するイベントが開かれた。収益の1万700円は新型コロナ対策に役立ててと赤穂市ふるさとづくり寄付金に贈られた。
 赤穂、たつの両市の商工会議所青年部(YEG)有志が企画した。モンドセレクション銀賞の手延中華麺「龍の夢」を使った醤油ラーメンとつけ麺、つやの良さともちもちした食感が特徴の「縒(より)つむぎ」を冷やして温泉玉子を乗せた釜玉そうめんの3メニュー。醤油ラーメンには赤穂産牡蠣をトッピングした。中広の川崎香織さん(32)は友人の山根ありささん(22)=片浜町=と醤油ラーメンを賞味。「麺にコシがあっておいしかった。また食べたくなる味」と感想を話した。
 麺を提供した龍野YEGの松本太希会長(31)=関西食品工業責任者=によると、「揖保乃糸」ブランドのそうめんはいずれも生地を練るときに赤穂産の塩を入れるのが古くからの伝統だという。
 好評に応じて同店では釜玉そうめん(440円)を店の定番メニューに加えるという。赤穂YEGの大黒淳史会長(46)=大黒自動車代表、木津=は「龍野のそうめんが売れれば、間接的に赤穂の塩の生産者への貢献にもつながる。今後も地域を越えて協力していければ」と話した。

(赤穂塩の売上にもつなげようと考えられた「揖保乃糸」を使った創作メニュー)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer