赤穂民報

義母からもらった鉢植え 株分け続けて20年(7月23日)

 平成町の庄野すみ子さん(77)宅で観葉植物のエクメアが10鉢ほど美しいピンク色の花苞をつけている。
 庄野さんの話では今から20年前、徳島に住む義母の静子さんから株分けしてもらったエクメアで、毎年脇芽を別の鉢に植え替えて増やした。きれいに咲きそうなつぼみがつくと友人にプレゼント。それでも自宅にまだ30鉢ほどがある。
 エクメアはパイナップル科の常緑草本で南アメリカの熱帯地域に150〜180種が分布する。ピンクの花苞をつけるのはシマサンゴアナナスという品種で、ブルーの小さな花は数日で枯れるが、花苞は数か月保つことも。一度開花した株が再び花苞をつけることはなく、根元から新たな脇芽が生まれるという。
 静子さんは12年前に97歳で他界。「花が咲く度に、『おばあちゃんが会いに来てくれたのかな』と思います」と庄野さん。「今年は特にきれいに咲いたので、孫が帰省したら見せたい」と話している。

(ピンク色の花苞が並ぶ庄野すみ子さん宅のエクメア。花言葉は「他人を思う気持ち」)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer