赤穂民報

保育所入れず 前年の6倍超(8月8日)

 赤穂市の保育所に入所を希望しながら叶わなかった児童の数が今年4月1日時点で95人となり、前年の14人から急増したことがわかった。市は第2期子ども・子育て支援事業計画で2024年度までに待機児童数ゼロを目標としている。
 市のまとめでは、希望した施設にまったく空きがなかった「待機児童」は46人、入所を案内できたものの利用者側の都合(自宅または勤務先から遠い、きょうだい一緒の入所を希望など)で入所に至らなかった「入所保留」が49人だった。前年は待機児童が1人、入所保留は13人だった。
 年齢別の新規申込者数では、0〜2歳児が前年度から40人増えて190人に増加。大幅に増加した理由について、市は「原因はつかみかねる」(こども育成課)としているが、3歳児以上の保育料無償化を受けて早めに入所しておきたいという利用者が集中した可能性もある。
 市は待機児童解消へ向けて、正規職員の採用を進めるほか、幼稚園の3〜5歳児保育枠を拡大することで保育所に入所できる0〜2歳児の数を増やす。また、低年齢児の受け入れ枠を拡大するために保育所の部屋割りを変更する予定だ。
 市によると、8月に会計年度任用職員の保育士1人を増員。7人程度を募集した来春採用の保育士・幼稚園教諭には23人の応募があったという。牟礼正稔市長は「できるだけ多く採用できるように予算を調整したい」と意欲を見せる。 

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