赤穂民報
中学校の修学旅行 コロナで中止(8月19日)
新型コロナウイルス感染症の収束がみられない状況を受け、赤穂市立中学校長会は、今月下旬から9月上旬にかけて予定していた今年度の中学校の修学旅行の中止を19日までに決定した。
当初は5月下旬から6月上旬にかけて沖縄方面を2泊3日で訪れる計画だったが新型コロナの影響で出発日を8月27日以降に延期。飛行機による移動を避け、目的地を九州北部に変更して実施する予定だった。
中止の理由として、▽緊急事態宣言の解除後、首都圏を中心に全国的な感染者の拡大傾向が見られている▽他県の観光地を訪れることから、旅程上、不特定多数の人との接触が避けられない▽旅行先で生徒や教職員が感染した場合、命の危険に加え、現地での長期滞留要請が出る可能性が想定され、今後の教育活動や家庭生活にも、計り知れない影響が出ることが考えられる−としている。
市教委によると、中止によって発生するキャンセル料は、市が補填する方向で準備中。今後、新型コロナウイルス感染症の拡大状況を考慮に入れながら、日程短縮や目的地を近距離に変更するなど規模を縮小した形での実施が可能かどうかも含めて、引き続き検討していくという。
校長会代表の安井誠治・赤穂西校長は「第一に生徒や家族の命を守るという観点に立ち、苦渋の決断をした。今後については、いろいろな可能性を慎重に検討していきたい」と語った。
市教委によると、小学校の修学旅行については今月下旬に実施の有無を判断する見通し。
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