赤穂民報
「本と図書館の歴史」に学ぶ(10月31日)
孫娘のために毎月絵本を借りに来てくれる老夫婦から「孫は、宿題もせずに絵本に熱中し、ママにしかられると、便所にこもって絵本を読み続けるのです。こんなことでいいのでしょうか」と尋ねられました。
「小・中学校の頃に読んだ本は、人生の宝ですよ。いつかそれが大きな力になったり、心を癒すことがありますよ」と自分の体験を含めてお話しました。
『本と図書館の歴史−ラクダの移動図書館から電子書籍まで』を手にし、「本」や「図書館」にまつわる数千年の歩みについて学びました。
文学の誕生以前から、人間は、自分の思いをいろんなもので表現してきました。そのもとになるものが「本」であり、読書は「知恵の扉」であり、その大きな役割を果たしているのが「図書館」なのです。
大英図書館のウェブサイトにログインすると、ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』の手書き原稿が読める時代になりました。この絵本から、「本」って何? 「図書館」って何だろう、と考えてみるのもいいと思います。
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『本と図書館の歴史―ラクダの移動図書館から電子書籍まで』○文/モーリーン・サワ○絵/ビル・スレイヴィン○訳/宮木陽子、小谷正子○西村書店
(『本と図書館の歴史―ラクダの移動図書館から電子書籍まで』○文/モーリーン・サワ ○絵/ビル・スレイヴィン ○訳/宮木陽子、小谷正子 ○西村書店)
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