赤穂民報
マガキから貝毒の可能性 県が出荷自粛要請(12月1日)
播磨灘西部の海域でマガキから規制値を超える貝毒が検出される可能性が高まったとして、兵庫県は1日、姫路西部から赤穂にかけての6漁協にマガキの出荷自粛を要請した。
県によると、11月30日に姫路西部、たつの、相生、赤穂の4地点で月1回の定期検査を実施。採取したマガキに含まれる貝毒の値を調べている検査機関から1日、「いずれの地点も規制値を超える可能性が高い」と県へ連絡があったという。確定値は2日にも県から発表される見通し。
規制値を超える貝毒が検出された場合、県は検査ペースを週1回に切り替える。その検査で3回連続で規制値を下回るまで出荷自粛要請を続ける取り決めのため、播磨灘西部のマガキの出荷が再開されるのは最短でも12月20日ごろになる見通し。養殖カキの最盛期を迎える水産業者にとって打撃は避けられない。
県によると、「兵庫県内で、この時期にマガキから規制値を超える貝毒が検出されたことは過去にはなかった」という。6漁協では70を超えるカキ養殖業者が操業しているという。
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