赤穂民報

創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ(12月5日)

 来年1月23・24日にインターネットのオンラインシステムを活用して開催が予定されている第48回マーチングバンド全国大会の「高校の部」に創志学園(岡山市北区)の金谷美憂さん(16)=赤穂中出、寿町=と出口楓さん(15)=赤穂西中出、黒崎町=が出場する。
 金谷さんは小学4年から、出口さんは中1から吹奏楽を始め、ともに創志学園マーチングバンド部にあこがれて同校に進学。金谷さんはメロフォン、出口さんはアルトサックスを担当している。
 同部は昨年度、創部わずか2年目で全国大会に出場。今年度でようやく3学年が揃い、部員数は54人に増えた。コロナ禍による休校や制限で例年通りの練習が出来なかった中、近藤剛士顧問から送られた動画を参考に各部員が自宅で個人練習。全体練習が解禁となった6月以降に急速にレベルアップしたという。
 今年度の演目は「アイスワールド」というタイトル。氷に閉ざされた冷たい孤独な時期を乗り越えて、美しく光輝く世界へ飛び出す様子をイメージした構成という。10月にビデオ審査方式で行われた地区大会で金賞代表校に選出された。
 現在は全国大会のオンライン審査に提出する動画撮影へ向けて、さらにパフォーマンスに磨きをかけている段階。金谷さんは「みんなで演奏できることが、めちゃくちゃ楽しい」と声を弾ませ、出口さんは「練習の成果が出せるように一生懸命演奏したい」と意気込む。近藤顧問は、「2人には部内のリーダー的役割を任せているので、引っ張っていってほしい」と期待している。

(全国大会出場が決まった創志学園マーチングバンド部の金谷美憂さん(左)と出口楓さん=同部提供)

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