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木星と土星が大接近 次は60年後(12月22日)

 木星と土星がおよそ4世紀ぶりに大接近する現象が21日夕、各地で観察され、天体観測を趣味とする坂越の会社役員、前田邦稔さん(64)が撮影に成功した。22日も日没から1時間ほど後の南西の低い空に接近した状態を見ることができるという。
 国立天文台によると、木星と土星は約20年ごとに接近するが、今回ほど近づくのは1623年以来。そのときは太陽に近かったため観察できなかったらしく、実際に見ることができたのは、鎌倉時代中期の1226年までさかのぼるという。次回の大接近は2080年、さらにその次は2400年までない。
 前田さんによると、両惑星は21日を過ぎて段々と遠ざかるが、しばらくは接近した状態が見えるという。「双眼鏡でも2つ並んだ惑星を明快に観察出来ますし、望遠鏡なら木星の縞模様やガリレオ衛星、土星の環も観察出来ます」と話している。

(実際に観察できた機会としては794年ぶりとなる木星と土星の大接近=12月21日午後5時50分、前田邦稔さん撮影)

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