赤穂民報

「動画サイト解約料」詐欺で被害額3000万円超(1月13日)

 赤穂署は1月13日、赤穂市内の50代会社員男性が、動画サイトの解約料などを名目に3000万円を超える現金をだまし取られたと発表した。同署が詐欺容疑で捜査している。
 同署によると、男性は昨年5月、動画サイトを閲覧していたパソコンの画面に「閲覧が違法。30万円支払わなければ訴訟を起こす」などと表示されたことを受け、画面に表示された電話番号に連絡。電話に出た男の指示に従い、同市内のコンビニストアで購入した電子マネー30万円分をだまし取られた。
 さらに、調査会社を名乗る男から「解約するためには、解約金と違約金を支払ってもらわないといけない」などと嘘の電話があり、昨年12月末までの間に200回以上にわたって相手が指示した口座に現金を振り込んだ。
 同署によると、今月5日、別の振り込め詐欺事件に使われた金融機関口座を捜査していた岩手県警が、入金履歴があった被害男性に連絡。男性が赤穂署へ相談して被害が発覚した。被害総額は3千数百万円に上るという。
 警察は「インターネットサイトの利用料や会員登録料、解約料として電子マネーカードの番号を電話で伝えるように要求したり、次々と現金を振り込むよう要求するのは、絶対詐欺なので警察に相談して」と呼び掛けるとともに、「インターネットサイトで不用意なクリックはしないこと」と訴えている。

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