赤穂民報
山城人気の尼子山で登山道整備(1月18日)
山城ブームで人気が高まっている尼子山(標高259メートル)を安全に登ってもらおうと、地元住民が17日、ボランティアで登山道を整備。ルート沿いの草を刈り、足場の悪い急坂にロープを張るなど作業した。
赤穂・相生市境にまたがる同山は、戦国武将の尼子義久が築いた山城跡があり、兵庫県が今年度実施している「西播磨の山城へGOモニターツアー」の目的地の一つに選定された。末広がりの稜線にちなんで「赤穂富士」の呼称で同山をPRしているまちづくり団体「坂越を元気にする会」(橋本睦男代表)が西播磨県民局と赤穂市の補助を受け、この日の整備に取り組んだ。
近隣自治会の役員など十数人が鎌やのこぎりなどを手に高野の尼子神社横から入山。脇から伸びたシダを刈り取り、ルート上の切り株を除去した。勾配のきつい箇所は丈夫な木と木の間をロープで結び、安全を確保した。
感染症対策のため全員マスクをつけたまま作業。息苦しさを我慢しながら約3時間かけて用意した200メートル分のロープをすべて張り終えた。「みなさんの頑張りのおかげで、とても登りやすくなった」と橋本さん。今月中には何合目かを示す標柱を老朽化した木製からアルミ製に更新し、来年度は別の登山口に標識を設置するなど引き続き整備を続ける計画という。
(近隣自治会の役員らがボランティアで行った尼子山の登山道整備)
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