赤穂民報

景気動向 3期連続回復も足元厳しく(6月16日)

 赤穂商工会議所が四半期ごとに実施する景気動向調査の2021年1〜3月期の結果がこのほどまとまり、売上DIはマイナス77・1ながら3期連続で回復した。
 先行き見通し(同4〜6月期)は景気回復を見込んで39・8ポイント上昇し、マイナス37・3に回復したが、実際は緊急事態宣言の発令が重なり、足元では見通しを下回る可能性が高い。
 市内119事業所を対象に売上動向を調査。「増加・好転」と回答した割合から「減少・悪化」と答えた割合を引いた数値が売上DIとなる。新型コロナウイルス感染拡大による最初の緊急事態宣言が発令された2020年4〜6月期に過去最悪のマイナス109・3を記録。その後は回復傾向にあり、今回の数値は1年前(マイナス79・5)の水準に戻った。
 産業別では、製造業、サービス業、卸売業、不動産・運輸業が前期より改善した一方、建設業と小売業は悪化した。

(赤穂地区の景気動向グラフ=赤穂商工会議所提供)

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