赤穂民報

品川リフラ 新プラント計画を発表(6月19日)

 工業用耐火物メーカーの品川リフラクトリーズ(本社・東京都千代田区、岡弘社長)は16日、2023年度までに中広東沖の西日本工場赤穂製造部に最新鋭プラントを新設するなどして、備前市内2か所の製造拠点を赤穂に集約する計画を発表した。
 発表によると、赤穂第二工場に新たに製造ラインを整備し、連結子会社の帝国窯業(備前市)の不定形耐火物製造を統合。日生製造部で行っている塩基性製品の製造は赤穂第一工場の既設プラントに移管する。
 新設する製造ラインは大幅な自動化を図り、生産能力は現行の約2倍となる月間5000トンに引き上がる見通し。今年9月末までに着工し、2024年3月末までの完成を予定している。総投資額は37億円。
 これらの取り組みは同社が第5次中期経営計画に掲げる「競争力強化のための生産体制の最適化」の一環。集約により、「赤穂製造部は西日本における不定形耐火物製造の専門工場となる」という。
 集約に伴う同社社員の異動や人員整理、新規雇用は発生しない見通し。

(新プラントの建設へ向けて建屋の改修がすでに始まっている品川リフラクトリーズ赤穂製造部)

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