赤穂民報

伝統の「傘踊り」若い世代に(7月22日)

 鈴のついた色鮮やかな和傘を手に舞う伝統郷土芸能の「傘踊り」を若い世代に伝えようと、市民有志の「赤穂傘踊りプロジェクト」がヒップホップの要素を組み込んだ新作ダンスの創作に取り組んでいる。
 岡山県津山市を拠点とする宮坂流の傘踊りを継承する「花てまり」(松本百合子代表)で約20年活動してきた福本久子さん(74)=加里屋=が「傘踊りの魅力を次世代に伝えたい」と仲間と発起。中広でストリートダンススタジオを開く宮本美起さんの協力で「傘踊りとヒップホップをコラボした斬新な創作ダンス」の考案を目指す。
 オリジナル曲に宮本さんが振り付けを担当。12月に義士祭で披露することを目標としている。今月上旬までクラウドファンディングで支援を求めたところ、目標額の30万円を上回る寄付が集まった。
 このほどJR坂越駅芝生広場であったイベントでは、「花てまり」の手ほどきでストリートダンスの子どもたちが傘踊りを体験。相生市若狭野町の小学3年、長治すずさん(8)は「傘を回したら、鈴の音がきれいだった」。福本さんは「興味を持ってもらえたらうれしい。どんな新しいダンスが生まれるか楽しみにしています」と新曲の完成を心待ちにしている。

(ストリートダンスのコラボを目指して行われた傘踊りの体験イベント)

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