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新幹線保守基地 大津帆坂に完成 10月から運用(9月29日)

 JR西日本が2016年8月から大津で建設を進めていた山陽新幹線の「帆坂保守基地」が完成。10月1日から運用を開始する。

 約2万3900平方メートルの敷地に本線につながる8本の留置線計約1600メートルを敷設。資機材の積み卸しに使用する移動式ゲートクレーン、保守用車の検修庫と給油設備などを備えた。昼間は保守用車や機器をメンテナンスし、夜間に枕木やバラスト(敷石)の交換や保守作業へ向かう拠点となる。

 同社によると、帆坂基地は姫路基地と岡山基地のほぼ中間点に位置。基地から保守現場までの移動距離の短縮により現行と比べて最大約3倍の作業時間を確保でき、例えば従来は1日25本だった枕木の交換を160本に増やせるという。

 「自然災害が発生したときなどの点検・復旧のための拠点にもなり、早期運転再開が可能になる」と同社。当初は今年3月を予定していた竣工時期が半年遅れた理由については、「リスク再検証の結果、本線に支障が出る可能性がわかり、留置線の形状を変更したため工期を延長した」(新幹線鉄道事業本部)としている。

(大津に完成した山陽新幹線の帆坂保守基地=JR西日本提供)

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