赤穂民報

全国eスポ選手権で表彰台目指す小6レーサー(10月7日)

 全国都道府県対抗eスポーツ選手権2021MIE(10月16・17日)のグランツーリスモSPORT部門・Uー18の部に塩屋の小学6年、石野弘貴君(11)が出場する。

 昨年は初出場で8位入賞。2年連続出場となる今大会は「表彰台を目指す」と意気込んでいる。

 ドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」でバーチャルの自動車レースを戦う競技。石野君は、予選タイムトライアルで兵庫県1位となり、各都道府県トップ47人が3組に分かれて競った8月の本大会出場者選抜戦でグループ2位となった。本大会には各組3位までの計9人に敗者復活戦上位2人と開催地枠の三重県代表を加えた計12人が出場する。

 全国デビューとなった昨年大会は出場選手中最年少にもかかわらず年上のレーサーたちと互角にバトル。強烈なインパクトで注目を集めたことで国内外の多くの選手とつながりができた。そうした強豪たちとオンラインで練習レースを重ねることで、「ピットストップも含めて、レース全体を通して安定した走りができるようになった」(父剛史さん)という。

 本大会は鈴鹿サーキットに選手を集めて開催される予定だったが、コロナ禍のため昨年に続きオンライン開催に変更された。石野君は「鈴鹿でできなくなったことは残念だけど、自分の走りをして上位に食い込みたい」と気持ちを高めている。

(全国都道府県対抗eスポーツ選手権へ向けてトレーニングする石野弘貴君)

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