赤穂民報

パレード、露店は中止 規模縮小で義士祭 (10月20日)

 新型コロナウイルス感染症予防の観点から例年よりも規模を縮小して開催する方針が決まっていた第118回赤穂義士祭(12月14日)について赤穂市が20日、概要を発表した。

 大勢の見物客の密集を生じるパレードや露店販売は行わず、義士に扮した四十七士による練り歩きと交流物産市、打ち上げ花火などを実施することを明らかにした。

 発表によると、例年は約1000人の出演者が街中で繰り広げる「忠臣蔵パレード」は行わず、義士装束をまとった四十七士が義士ゆかりの花岳寺と赤穂大石神社に参拝。赤穂城大手門から神社まで約200メートルのみ練り歩く。露店の出店も取り止め、赤穂城跡武家屋敷公園で市内団体による交流物産市を開催するが公園内での飲食を禁止する。夜に赤穂海浜公園で義士の人数にちなんで打ち上げる47発の花火は密集にならないよう打ち上げ時刻を公開しない。

 義士に扮する47人については「調整中。決定すれば公表したい」とし、関係者によれば、高校生による出演に向けて赤穂高校に協力を求めているという。

 昨年は新型コロナ感染拡大を受け、義士追慕の法要と祭典のみ実施した。主催団体の「赤穂義士祭奉賛会」の会長を務める牟礼正稔市長は「2年続けて義士祭がないと市内の活気も薄れる。奉賛会理事会でも異論なく賛同された」と規模を縮小してでも開催することに至った経緯を説明。「ただし、たくさんの方に見物に来てくださいという趣旨ではない。そこは理解してほしい」と語った。

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