赤穂民報

来春ブレザー制服に変更 西播学区で初(10月30日)

 赤穂中学校(猪谷和寛校長)は、現状は男子は詰め襟、女子はセーラー服と定めている生徒の制服を来年度の新入生から男女ともブレザータイプに変更すると決定した。

 新制服では性別に関わりなく、下衣のスラックスとスカート、胸元のネクタイとリボンを自由に組み合わせ可能。同校によると、ブレザータイプの制服に変更するのは西播学区で初めてとなる。

 新制服は紺色のブレザー(左前、右前兼用)にスラックスまたはスカートを着用する。胸元にはスクールカラーのえんじ色を基調にしたネクタイまたはリボンを着ける。襟章は生徒から公募したデザインを採用した。

 2年間の移行期間中は、きょうだいや親戚から譲り受けた場合のみ現在の制服も着用可とし、2024年度から全学年統一で新制服に切り替える。価格は販売店ごとに設定されるが、関係者によれば、「ネクタイ、リボンの小物が増えるが、現在の制服と変わらない価格になるのでは」との見通し。

 学校の制服をめぐっては、性別による区別や差別をなくしていこうとする観点からあり方を見直す動きが全国的に広まっている。赤穂中では昨年度から制服の見直しを検討。小学生や保護者などへのアンケート調査の結果も踏まえ、ブレザータイプの導入を決定した。市内の他校でも検討委員会を立ち上げた学校もあり、今後制服の見直しの取り組みが進むとみられる。

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 ブレザータイプの制服の「導入」が西播学区で初めてとしていましたが、開学時からブレザータイプの制服を採用していた学校がありました。詰め襟、セーラー服からブレザータイプへの変更が西播学区で初めてでした。見出しと記事を修正しました。(2021年11月1日15時30分)

(西播学区の中学校では初めて詰め襟、セーラー服からブレザータイプに切り替わる赤穂中学校の新制服)

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