赤穂民報

絵マップコンクールに力作55点(11月1日)

 小学生以下の子どもたちが、住んでいるまちについて自由なテーマで作った絵地図の公募展「あこう絵マップコンクール2021」の審査会が10月30日、加里屋中洲の市民会館で開かれた。

 市民有志の実行委員会(尾上欣也会長)の主催で19回目。防災をテーマに公共施設の海抜を調べたマップ、赤穂市制施行70周年にちなんで市の歴史を紹介する作品、水路の工事によって見られなくなった生き物をまとめた地図など多彩な55点が寄せられた。

 最優秀賞の国土地理院長賞は、塩屋小5年の池渕翔月君が応募した「赤穂かるた絵マップ」。市内の名所や名物などを題材に「いろはかるた」を手作りし、絵札を地図に貼り付けた。絵札を開くと詳しい説明が書いてあり、かるた遊びをしながら地元の旧跡や特産品を学べるようになっている。

 審査会はコロナ下のため昨年に続いて無観客方式で実施し、インターネットでライブ配信した。審査委員長の江端恭臣さん(61)は「例年以上にテーマを詳しく調べた『深掘り』の作品が多かった。コロナ下で遠出できなくなった代わりに身近なところに目を向けようとする傾向が表れているのかも知れない」とし、「どの作品も自分の住んでいるまちのことを知ってほしいという思いが込められていて主催者としてうれしい」と感想を話した。

 全国展へ出品される上位7作品の受賞者は次のとおり。

 ▽最優秀賞=池渕翔月(塩屋小5)
 ▽優秀賞=長濱碧乃(塩屋小6)吉田悠人(原小5)松原海斗・西川直毅(高雄小3)森谷朱里(塩屋小3)金田和佳奈・金田祐奈・金田知奈美(赤穂小2・赤穂幼年長・尾崎保3歳)戸貝蒼真・戸貝美玖(高雄小3・高雄幼年少)

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 審査委員長のお名前に誤りがありました。正しくは江端恭臣さんでした。訂正の上、おわびします。(2021年11月2日8時15分)

(多彩な力作が多数出品された「あこう絵マップコンクール」の審査会)

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