赤穂民報

尼子山で登山道整備ボランティアツアー(12月20日)

 ハイキング客たちが地元住民とともに登山ルートを整備しながら山城跡のある山頂を目指すボランティアツアーが高野の尼子山(標高259メートル)で18日にあり、約40人が汗を流した。

 西播磨ツーリズム振興協議会が「西播磨山城復活プロジェクト」の一環で実施しているモニターツアー。神戸、西宮、大阪などから13人が貸し切りバスで来穂した。尼子神社口、上高野口の2つの登山口に分かれて地元自治会員の案内で入山。道沿いのシダを鎌で刈り、勾配が急な難所に安全ロープを張り巡らせ、約2時間かけて登頂した。

 赤穂・相生市境にまたがる同山は、頂上一帯に戦国時代に尼子氏が支配した山城跡がある。末広がりの稜線にちなんで「赤穂富士」の愛称で親しまれ、地元住民が登山ルートを維持管理している。

 初めて登ったという神戸市須磨区の会社員男性(48)は「山城巡りが趣味で、登山道の整備をお手伝いできればと参加しました。少しでも今後登る人たちの役に立てれば」と熱心に作業した。

 主催者によれば、山城モニターツアーの行程にボランティア作業を加えたのは今回が初めてで、定員を上回る応募があったという。

(尼子山で山城跡までの登山道を整備するボランティアツアーの参加者)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer