赤穂民報

囲碁の田中康湧プロが三段に昇段(1月19日)

 赤穂市内の碁会所からプロ棋士になった相生市佐方の田中康湧さん(20)が今月1日付けで三段に昇段した。

 昨年1年間で25勝を挙げ、四段から初段の棋士を対象にした賞金ランキングで2位。上位3人に与えられる昇段の権利を得た。

 田中さんは9歳で「赤穂楽碁会」に入会。加里屋の碁会所でアマ高段者らとの手合わせで棋力をつけ、小6で関西棋院の院生になった。高1の夏に規定をクリアしてプロ入り。古谷裕八段門下で腕を磨いている。

 「予選を勝ち上がってからの結果が出せていないので、自分としてはまだまだ」と田中さん。昇段後最初となった今月12日の対局は白星を挙げ、幸先良い一年のスタートを切った。「何か一つ、目に見える結果を出したい」と虎視眈々と飛躍を狙っている。

(昇段してさらなる活躍が期待される田中康湧三段=関西棋院提供)

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