赤穂民報

「自慢の場所に」砂防ダム周辺に桜植樹(2月21日)

 木津の大鹿谷川(おがやがわ)で兵庫県が建設を進めていた砂防ダムが竣工し、千種自治会(遠地正会長、164世帯)が20日、ダム周辺に桜の木計10本を植樹した。

 同川は2014年に大規模な山火事があった山の急斜面を流れる渓流で、市と自治会が近くの山田川とともに防災対策工事を県に要望。県は2019年度から両河川で砂防ダムの建設に着手した。山田川の工事は昨年3月に終了し、大鹿谷川でも昨年11月に完成した。

 地域住民の話では、一帯には元々桜が自生していたという。この日は県から提供されたカワヅザクラとヤマザクラの若木各5本をダムへ続く道沿い数か所に植樹。自治会で地域の環境保全活動を担う美化部から9人が参加し、シカから新芽を守るカバーで幹を囲ったり、根元に乾燥防止のわらを敷いたりした。

 植樹した場所はいずれも集落や田園風景が一望でき、最近は散歩する人も増えているという。同自治会では今後も山田川周辺と合わせて植樹本数を増やしていく予定で、美化部長の竹内正郎さん(75)は「新しい地元の自慢のスポットにしたい」と話している。

(完成した砂防ダム=写真左上=の周辺で桜の植樹活動を行った千種自治会美化部のみなさん)

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