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通学路見守り16年無事故 県知事から表彰(3月5日)

 長年にわたって登校時の児童の見守り活動に貢献してきたとして、大町自治会防犯パトロール隊に兵庫県知事から「ひょうご地域安全まちづくり活動賞」がこのほど贈られた。

 城西小学校区にある同自治会は2005年12月に防犯パトロール隊を発足。翌年4月から登校中の子どもたちとのあいさつ運動を兼ねて町内の通学路2か所で立ち番を始めた。いずれも幹線道路の渋滞を避ける車が多く通行する信号のない交差点だが、見守り活動が始まってから16年間で「地域内における児童の交通事故が1件も起きていない」(同校)という。

 現メンバー31人のうち約3分の2は初年度から活動を続けており、そのうちの一人で自治会長の勝田三好さん(71)の話では、1990年代に自治会員だった中田猛さん(故人)が1人で立ち番を始め、途中からパトロール隊に活動が広がったという。

 表彰を県に推薦した河本学・城西小校長(53)は「雨の日も風の日も子どもたちを見守ってくださり、本当にありがたい」と感謝。中田さんの形見の横断旗を受け継いで活動を続ける勝田会長は「長く続けられているのは地域の団結力があるからこそ。これからも事故のない安全な地域を守りたい」と話した。

(16年間続く大町自治会防犯パトロール隊の通学路見守り活動)

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