赤穂民報

危険物取扱者乙4類 小6で合格 兄はトリプル(4月3日)

 国家資格の危険物取扱者試験の合格者が3月24日に発表され、今春小学校を卒業した加里屋の重政恵愛(えな)さん(12)が乙種第4類に合格した。

 また、1年前に4類を取得した兄の來輝(らいき)君(14)=赤穂中3年=は3類と6類にダブル合格。兄妹そろって資格を手にした。

 危険物取扱者試験の受検には年齢制限はないが、法令や物理、化学の知識も問われるため、小・中学生の合格はめずらしい。恵愛さんは、先に同試験にチャレンジしていた來輝君に刺激を受け、「自分も受けてみたい」と昨年3月に初受検。兄は合格したが、自分は不合格だった。あきらめずに毎日1〜2時間の勉強を続け、3度目の挑戦となった今回、見事リベンジを果たした。

 中1の3月に4類した來輝君よりも早いタイミングで合格した恵愛さんは「危険物の引火点や指定数量とか、わからなかったところを教えてくれた」と兄に感謝し、「合格できてうれしい。理科の授業に役立つのかな」とにっこり。「将来は化学関係の仕事をしたい」と夢を持つ來輝君は5類(自己反応性物質)に合格すれば甲種(全種類の危険物を取り扱える免状)の受験資格を獲得できる。「中学卒業までに5類をとって、高校で甲種にチャレンジしたい」と努力を続ける。

 父の武弥さん(41)は「子どもたちには何事にも興味を持ってほしい」と見守っている。

(兄妹そろって危険物取扱者試験に合格した重政恵愛さんと來輝君)

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