赤穂民報

風切って走るヨットの爽快感(6月6日)

 大型ヨットの体験乗船会が4日、坂越湾であり、家族連れなど約30人がクルージングを楽しんだ。

 かつて北前船寄港地として栄えた坂越浦でヨットの魅力を知ってもらおうと、まちづくり団体「坂越のまち並みを創る会」(寺井秀光会長)の協賛で姫路ヨット協会(妹尾達樹会長)が主催した。

 同協会副理事長でヨット歴約40年の会社員、大和田樹志さん(61)が所有する「プラチナ号」(37・5フィート)のほか、会員以外のヨット仲間も協力して計4艇が出航。4〜8人ずつ分乗して生島の周辺海域を約1時間航海した。この日の天候は快晴。参加者らは風を切って走るヨットの爽快感を味わった。

 同級生で参加した尾崎小4年の久田千紗さん(10)は「船の先頭に乗せてもらった。風が気持ちよかった」と話し、安岡結菜さん(10)は「とても楽しかった。また乗ってみたい」と初めて乗船したヨットを満喫できた様子だった。

 湾内ではカヌーや小型ヨットの体験教室も行われた。3年前にも企画したが強風で大部分を中止したといい、寺井会長は「いい天気の中開催できて良かった。大人も子どもも楽しんでもらえたのでは」とイベントの成功を喜んだ。

(坂越湾で行われたヨット体験乗船会。奥に見えるのは生島の御旅所)

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