赤穂民報

西日本実業団マスターズ2位 全日本大会へ(6月10日)

 空手道の全日本実業団選手権大会(9月11日)の予選を兼ねた西日本地区大会で、赤穂拳義館の入潮賢和(けんわ)さん(54)=元沖町=がマスターズ男子組手で準優勝。全日本大会への初出場を決めた。

 西日本大会は5月22日、全日本大会が行われる尼崎市のベイコム総合体育館であり、50〜59歳が競うマスターズ男子組手には20人が出場した。1、2回戦を勝ち上がった入潮さんは準決勝で、前週の県選手権で敗北を喫した兵庫県警空手道部の選手と対戦。互いに譲らない激しい打ち合いの末、雪辱した。決勝は敗れたが全日本大会への出場権を獲得した。

 拳義館で師範の父・定夫さん(80)の影響で小学生低学年から空手を始めた。学校に空手道部がなかった中学、高校時代も道場で稽古。社会人になり、後進の指導に軸足を移した30代中盤以降は大会から離れていたが、「ワールドマスターズゲームズ2021関西」への出場に向けて昨年約20年ぶりに現役復帰。若手の指導者が育ち、自分の稽古時間が取りやすくなったことと、傘寿になっても大会にエントリーしている父の姿に刺激を受けた。

 昨年は試合ですぐに息が上がったが、少しずつ体力や試合勘が戻ってきているという。「全国大会も、しっかり前へ出て先に攻める自分の空手をしたい」と拳を握った。

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 全日本大会の出場資格について「2位以上に与えられる」としていましたが、正しくありませんでした。記事を修正しました。(2022年6月10日18時15分)

(全日本実業団空手道選手権への出場を決めた入潮賢和さん)

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