赤穂民報

宮前桜プロジェクト 加工した素材を展示(7月2日)

 尾崎の赤穂八幡宮向かいで3年前に道路拡幅工事で伐採された樹齢40年弱のソメイヨシノを地元ものづくり作家に提供してチャリティアート展への出品を募集する「宮前桜プロジェクト」に向け、作品に変わる前の素材の一部が尾崎公民館で7月4日(月)から披露される。

 樹皮を残して板状に切断した幹、縦割りや輪切りの枝、短くカットしたスティックなど大小約40点。伐採後のソメイヨシノを約3年かけて保存処理した木工業の茶谷誠さん(44)=御崎=が加工した。顔を近づけると、まるで桜餅のような香りが感じられる。

 「ソメイヨシノ本来の木目や色彩の『表情』を間近で見て感じてほしい」と茶谷さん。「普段目にする立木とは違った視点で見てもらえることは木の素材を扱う者としてうれしい」と話し、木が水を吸い上げる道管の様子がわかる断面や細かんなで削った樹皮も並べる。

 茶谷さんはこれらの木材をチャリティアート展へ賛同する人にのみ提供する。これまでに木工を中心に5人の作家が参加を申し出ており、引き続き募集している。

 1階ロビーで土日祝を除く午前9時〜午後5時。1か月程度展示予定。チャリティアート展に関する問い合わせはTEL090・3052・1259(茶谷さん)。

(チャリティアート展に向けてさまざまな形状やサイズに加工された宮前桜)

カテゴリ・検索
トップページ/社会/政治/文化・歴史/スポーツ/イベント/子供/ボランティア/街ネタ/事件事故/商業・経済/お知らせ

読者の声
社説
コラム「陣太鼓」
絵本の世界で旅しよう
かしこい子育て
ロバの耳〜言わずにはおられない
赤穂民報川柳
私のこだわり

取材依頼・情報提供
会社概要
個人情報保護方針

赤穂民報社
analyzer