赤穂民報

医専と大学合同で公園調査 健康遊具マップ作成(7月9日)

 誰もが利用できる公園設備を健康増進に役立てようと、はくほう会医療専門学校赤穂校と関西福祉大学が、健康遊具が設置されている両校周辺の公園を紹介するリーフレット「運動しよう!〜赤穂の健康遊具マップ〜」を作成した。

 両校は昨年度、作業療法学科16期生と社会福祉学部の谷川ゼミ2回生が多職種連携教育の一環で合同フィールドワークを実施。両校の周辺地域にある公園30か所を手分けして調べ、設置されている遊具やトイレなどを報告書にまとめた。

 今年度は報告書を基に1学年下の17期生と同ゼミ2回生が、高齢者向けの健康遊具がある城南緑地公園、さくら公園(宮前町)など5か所に絞って再調査。遊具の使い方や期待される効果をリーフレットにまとめた。A4判三つ折で今月中に300部印刷し、地域包括支援センターや社会福祉協議会の協力で希望者に配布する予定だ。

 表紙のレイアウトを担当した谷川ゼミの久斗萌花さん(20)は「健康遊具で元気になってほしいという思いで作りました」。将来、作業療法士を目指して勉強している城内捺希さん(19)は「外に出て運動する習慣のきっかけになれば」と希望を話した。

 活動を指導した谷川和昭教授は「SDGs(持続可能な開発目標)の目標の一つである『すべての人に健康と福祉を』の観点からも重要な課題に学生たちは取り組んだ」と評価。はくほう会医専の赤堀将孝・専任教員は「地域に目を向けて医療や介護の分野で活躍できる人材になってほしい」と成長を期待した。

(公園の健康遊具を紹介しようと、はくほう会医療専門学校赤穂校と関西福祉大学の学生たちが連携して作成したリーフレット)

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