赤穂民報

Wゲームズ・パワリフ競技 日本人女性初の金(7月16日)

 非五輪競技・種目を中心に4年に一度開かれる国際競技大会「ワールドゲームズ」のパワーリフティング女子52キロ級は現地時間8日に米アラバマ州バーミングハム市で行われ、日本代表の福島友佳子さん(52)=若草町、パワーハウス赤穂=がトータル470・0キロで金メダルに輝いた。

 バーベル3種目の合計重量で競う競技。今大会はレフェリーのジャッジが厳しく、福島さんも最初の種目のスクワットで2度も失敗と判定されたが、「クヨクヨせず、気持ちを切り替えて常に前向きに戦った」という。スクワット172・5キロ、ベンチプレス127・5キロで2種目を終えた時点で首位のポーランド選手に10キロ差の2位。3種目のデッドリフトは試技の度にトップが入れ替わる激戦となったが、最終試技で170・0キロを成功させて逆転勝ちした。セコンドについた夫の和文さん(55)の冷静で正確な重量選択も光った。

 世界選手権はベンチプレス選手権も含めて通算14度の優勝を誇る福島さんだが、ワールドゲームズは2位が2回、3位が1回で頂点に立ったことがなかった。2年前に新たな環境を求めて東京から赤穂に移住。6度目の挑戦となった今回、夢見た金メダルをついに手にした。

 同大会のパワーリフティング種目で優勝したのは日本人女性では初。また、関係者によると、世界ベンチプレス選手権などを含めた4大メジャー大会すべてを制したのは世界で2人目で、女性では初の快挙だという。

 「失敗しても決してあきらめず挑戦することが一番大切だと再認識しました」と福島さん。「これからもこの気持ちを忘れず競技を続け、また4年後の大会を目指したい」と意欲を新たにした。

(4年に一度のワールドゲームズで悲願の金メダルを獲得した福島友佳子さん=ⒸJWGA)

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