赤穂民報

義士祭 内蔵助役に中村雅俊さん 義士娘も3年ぶり募集(8月2日)

 赤穂義士祭奉賛会は1日、「第119回赤穂義士祭」の開催方針を発表。メーンの義士行列に俳優の中村雅俊さんを大石内蔵助役で起用すると発表した。

 開催方針によると、例年は約1・1キロを行進するパレードコースはお城通りを中心に約0・6キロに短縮。露店の数を駅前通りと中央通りに合計約30店舗と縮小し、赤穂城跡武家屋敷公園で行う忠臣蔵交流物産市とともに飲食物は持ち帰りのみ、アルコール販売を禁止する。前夜祭は実施しない。

 中村さんは宮城県女川町生まれの71歳。『われら青春!』など数々のドラマや映画に主演したほか、歌手としても『ふれあい』『恋人も濡れる街角』といったヒット曲がある。忠臣蔵ものでは2008年にテレビ朝日系で放送されたドラマスペシャル『忠臣蔵 音無しの剣』で内蔵助らに武具を調達して支援する商人役で出演。司会を務めるBSテレ東の地域情報番組『都会を出て暮らそうよ BEYOND TOKYO』に今年4月、牟礼正稔市長が出演した縁もあり、内蔵助役に決まった。

 赤穂義士の討ち入りにちなみ毎年12月14日に通常は市内最大規模のイベントとして開催される赤穂義士祭は、コロナ禍で一昨年は法要と祭典のみ、昨年は赤穂高校生徒が四十七士に扮した練り歩きに規模を縮小して行った。芸能人が義士行列に大石内蔵助役で出演すれば、2019年の高橋英樹さん以来3年ぶりとなる。

 開催方針は先月28日の奉賛会理事会で決定した。奉賛会事務局(市観光課)は「新型コロナウイルス感染症に係る兵庫県対処方針などに基づき、感染防止安全計画を作成した上で開催したい」としている。

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 赤穂義士祭奉賛会と赤穂観光協会は、観光キャンペーンで赤穂市をPRする「第36代赤穂義士娘」2人を公募する。過去2年はコロナ禍で募集を取り止め、3年ぶりに選考する。

 赤穂市または近郊に在住している満18〜30歳の未婚女性を対象(高校生不可)。市内に勤務、通学している人も可。今年12月14日の赤穂義士祭から1年間、観光PR活動や公的行事など(宿泊を伴う場合あり)に参加できることを条件に募集する。

 自薦または本人の同意を得た他薦で9月20日(火)まで応募を受け付ける。10月15日(土)に面接による選考会を行い、選ばれた2人に賞金5万円と副賞を贈る。問合せは赤穂義士祭奉賛会事務局Tel43・6839(市観光課内)。

(今年の赤穂義士祭で大石内蔵助役で義士行列への出演が決まった中村雅俊さん)

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