赤穂民報

SNSから人気 レシピ本出版(8月6日)

 「冷蔵庫の余ったものを使って、大切な人のために作る料理」をテーマにネットでレシピを配信している赤穂市内在住のannkoさんが初めての書籍『annkoのごちそうおうちごはん』を7月22日に出版した。

 著者のannkoさんは祖母、両親、姉の5人家族。週末に家族に作った料理の写真とレシピのツイッター投稿を3年ほど前から始めたところ、身近にある食材や調味料で作る献立が人気に。特に3年前の「母の日」にアップした「ごちそうサラダとちらしずしのケーキ」が数多くリツィートされ、一気にフォロワーが増えた。今年1月、大手出版社から「レシピ本を出しませんか」と突然の打診があり、トントン拍子で出版が実現した。

 annkoさんが料理を始めたのは大学1年生のとき。初めての一人暮らしで「栄養のある食事を、できるだけ節約して作る」ために自炊に取り組んだ。さまざまな調味料を思いつくまま投入して作ったスープは大失敗。そこから本やインターネットでレシピを勉強するようになったという。

 今回出版した書籍では、これまでに発信した献立の中からツイッターで反響の大きかった料理を中心にピックアップ。書き下ろしの献立も加え、メイン料理から副菜、ドレッシングまで60種類のレシピを収録した。「ポテトサラダ」やサツマイモで作る「肉じゃが」など母直伝のおかずのほか、「鶏肉のレモン漬け」「カキのソテー」といった地元のご当地メニューも掲載されている。

 「この本は、世界にたった一つだけの私の本。出版できたことに、とても感動しています。自分のため、誰かのためにつくる料理を楽しんでもらえたらうれしい」とannkoさん。フォロワー数は今年5月に10万人を突破し、「これからも、お腹だけじゃなくて心も満たされるような料理を提案していきたい」と話している。

 『annkoのごちそうおうちごはん』(KADOKAWA)はA5判144ページ、定価1540円。全国の主な書店、インターネットサイトで購入できる。

(赤穂市在住のannkoさんが出版した料理レシピ本『annkoのごちそうおうちごはん』。アカウント名は大好物の「あんこ」から付けた)

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