赤穂民報

牟礼氏が市政報告会「今後も市政運営したい」(8月14日)

 任期満了まであと約半年となっている牟礼正稔市長(68)の市政報告会が13日、中広の赤穂化成ハーモニーホールであった。牟礼氏は「今後も赤穂市政を運営させていただきたい」と政治意欲を表明した。

 牟礼氏は2度目の出馬となった2019年1月の市長選で当時現職の明石元秀氏を破り初当選。関係者によると、当選後に市政報告会を開いたのは今回が初めてという。

 牟礼氏は市長就任以降の約3年半について、日本遺産認定や観光・定住戦略の策定、ふるさと寄付金の増収、土地区画整理事業の進捗といった実績や取り組んだ施策をアピールした一方、職員の不祥事や新型コロナ、市民病院の経営問題などの対応に追われたと回顧した。

 前回選挙で公約に掲げた施策では、現在は第3子以降にとどまっている学校給食費無償化について「まずは老朽化している給食センターの建設を優先した。必ずや公約の実現をはかっていきたい」とした。新田地区の土地開発は「早期の事業着手に向け、県と協議中」と語るにとどめた。産廃処分場建設計画に対しては、水源保護条例制定と水源保護地域指定の実績を示した上で「今後も『反対』の立場で活動していく」と述べた。

 また、先月に表明した「ゼロカーボンシティ宣言」を受けて環境省が募集する「脱炭素先行地域」に応募する意向を新たに示した。財政難と医療事故問題で揺れる市民病院の経営改善と信頼回復に関しては具体的な言及はなかった。

 市政報告会には支援者など約240人が参加。来賓として山田昌弘議長、山口壮衆院議員、池畑浩太朗衆院議員がスピーチしたほか、市議9人が来場した。

(市政報告会で政治意欲を表明した牟礼正稔市長)

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