赤穂民報

赤穂線全線開通60周年 赤高生から感謝の花束(9月1日)

 1962年のJR赤穂線全線開通から60周年を迎えた1日、加里屋の播州赤穂駅で記念セレモニーがあり、日頃の通学で路線を利用する赤穂高校の生徒代表から駅長に感謝メッセージと花束が贈られた。

 赤穂線は相生駅と東岡山駅を結ぶ路線。国鉄時代の1951年12月12日に相生ー播州赤穂間で開業したのを皮切りに日生、伊部へと順次西側へ延伸。60年前の9月1日に伊部ー東岡山間が開業し、全線開通した。

 改札前自由通路で行われたセレモニーでは牟礼正稔市長が「旧国鉄時代から安全安心な公共交通機関として日夜尽力いただいている」とねぎらい、「赤穂線が将来にわたって『未来につなぐ鉄道』として発展し、地域の牽引力となって」とあいさつした。

 電車通学の赤穂高校生を代表して生徒会役員4人も参加し、宮本麻鈴(まりん)さん(16)=たつの市=が「いつも登下校を見守って下さり、ありがとうございます。私たちも今まで以上の乗車マナーで利用していきたい」などと「感謝のことば」を伝えた。船引駅長は「赤穂線が半世紀以上の月日を重ねられたのは乗客と地域の支援があってこそ。これからも播州赤穂の歴史とともに歩んでいきたい」と抱負を述べた。

 同日朝、備前福河駅では地域住民約20人が駅周辺のあぜ道で色とりどりの手作り小旗を振り、通過する列車に向けて感謝の気持ちをアピールした。

(JR赤穂線全線開通60周年を祝った記念セレモニー)

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