赤穂民報

4月から学校給食費値上げへ(2月28日)

 赤穂市学校給食会の理事会は給食費を4月から値上げすることを決定し、市教委にこのほど報告した。学校給食費アップは平成19年4月以来2年ぶり。1人当たりの年間の値上げ額は▽幼稚園=408円▽小学校=2196円▽中学校=2016円。同会理事長の室井久和教育長は「厳しい社会情勢の中、苦しい判断だが、給食の栄養価を確保するために理解してほしい」と話している。
 給食センターによると、「4月から牛乳、コメ、パンの原料となる小麦など食材の価格上昇が確定的」という。米飯給食を週3回から4回に増やすことも値上げの要因。原油高による燃料代の高騰も一時期よりは落ち着いたものの、「給食の質を維持するには年間約2000万円が不足」との見通しを立てている。
 市は「燃料代に相当する額を補助する」として対策事業費約810万円を平成21年度予算案に盛り込んだが、残りについては「保護者に負担をお願いしたい」との考え。値上げ後の給食費は1食当たり▽幼稚園=217円(現行213円)▽小学校=240円(228円)▽中学校=274円(262円)となる。
 赤穂市の学校給食は私立幼稚園、養護学校を含む市内27校園を対象。平成20年度は約6000人(教職員含む)に年間約99万食を給食している。

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