赤穂民報

「仕事のやりがい伝えたい」自動車整備の体験授業(10月5日)

 自動車整備士を講師に招いた職業体験授業が東有年の有年中学校(勝谷英策校長)で4日にあり、2年生14人がエンジンの分解・組み立てとタイヤ脱着を実習した。

 姫路市兼田の専門学校「日本工科大学校」から1級自動車整備士の資格を持つ中山善博主任(53)=西有年=ら教員2人と2級の資格を取得した学生3人が講師として来校。小型エンジンのパーツをばらしてから元通りに組み立てる手順や、軽自動車をジャッキアップしてタイヤをローテーションする作業を指導した。生徒たちは慣れない作業に戸惑いながらも、楽しそうに工具を扱った。

 同校のOBでもある中山主任は子どものころ、周囲から「不器用」だと言われたが、「車が好き」という思いが高じて整備士になったという。「自動車整備士は『車のお医者さん』。お客様からの『ありがとう』の声がやる気につながる」と仕事のやりがいを語った。

 タイヤの重さに驚きながら作業を体験した是信風愛(ふうあ)さん(14)は「安全な車に乗れているのは整備士さんのおかげなんだなと思いました」。中山さんは「自分の手や体を動かして成果が得られるものづくりの仕事のおもしろさを感じてもらえれば」と話した。

(タイヤの脱着など自動車整備を実習した体験授業)

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