赤穂民報
国重要無形民俗文化財「坂越の船祭」3年ぶり開催(10月10日)
国重要無形民俗文化財の祭礼行事「坂越の船祭」が9日、坂越の大避神社であり、コロナ禍で中止となっていた船渡御が3年ぶりに行われ、雨にけむる坂越湾を神輿を乗せた和船が巡航した。
雅楽・能楽の祖とされる祭神・秦河勝をまつる同神社の秋祭り。沖合いに浮かぶ生島にある御旅所まで神輿を和船で運ぶ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年と昨年は神事のみ。今年も獅子舞を見合わせ、時間を短縮するなど規模を縮小した。あいにくの雨で頭人が乗る頭人船の出航は取りやめたものの、3年ぶりに海上巡航が復活。神輿を移動するための板を男衆たちがにぎわしく船と砂浜の間に渡す「バタカケ」も行われ、見物客を楽しませた。
(3年ぶりに海上巡航が行われた「坂越の船祭り」)
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