赤穂民報

車道上でけがした猫を発見。おろおろしていると通りがかりの女性が…(11月4日)

 尾崎のMさん(40代女性)は10月29日の午後8時50分ごろ、赤穂城隅櫓近くを車で走行中、反対車線上でうずくまっている猫を見つけた。

 猫が好きなMさんは放っておけず車を引き返した。猫の足から出血があり、どうやら事故に遭って動けなくなっていたようだった。首輪はなく、右耳をカットした跡があり、地域猫と思われた。

 車が行き交う中、「フーッ」と毛を逆立てて威嚇する猫。どうにか救護しようと悪銭苦闘していたとき、自転車で通りがかった女性が声をかけてくれた。Mさんは車に積んであったタオルケットで猫をくるみ、普段買い物で使うかごに入れて保護することができた。

 Mさんが今から動物病院に連れて行くと話したところ、女性は「治療費の足しにしてやってください」と千円札を2枚、かごの中に差し入れたという。

 「自分一人でおろおろしていたところへ声をかけてくださっただけでも心強かったところ、治療費にとお心遣いをいただき、本当にありがたかった」とMさん。けがの猫は動物病院で治療を受け、大事をとって1日入院。軽傷だったとみられ、翌日には元気になり、Mさんの手で元の場所でリリースされた。

 Mさんは「動揺していた私は、お名前やご連絡先をお伺いすることなく、その場を出発してしまいました。その後、きちんと治療を受け、元の場所に元気に戻れたことをお知らせしたいのと、感謝の気持ちをお伝えしたいです」と話している。

(親切な女性たちに救護された猫=Mさん提供)

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