赤穂民報

けが猫救護した人に通りがかりの女性が2000円を渡した理由(11月6日)

 けがをした猫を救護した人に通りがかりの女性が治療費として現金2000円を手渡した出来事を報じた11月5日付け赤穂民報「車道上でけがした猫を発見。おろおろしていると通りがかりの女性が…」の記事。記事を見た女性本人(30代、Yさん)から本紙に連絡があり、話を聞けた。

 * * *

ーー当時はどういう状況でしたか。

 「道路の真ん中に女性が立っていて、何かあったのかなと。『どうしたんですか』と声を掛けました。けがをした猫を助けようとしておられることがわかって、親切な方だなぁと思いました」


ーーYさんはどこへ行くところでしたか。

 「城南の体育館で弓道の自主練習をして塩屋の自宅に自転車で帰るところでした」


ーーなぜ、治療費として2000円を渡そうと思われたのでしょう。

 「自分は何もお手伝いできなくて。『今から動物病院に連れていく』とおっしゃっていたので、少しでも役にたてばと思いました。財布を見たら2000円だけあって、あとは家に帰るだけでお金を使うことがなかったので、それを渡しました」


ーー記事を見てどう思われましたか。

 「自分も『あの猫どうなったかな』と心配やったんで、治療されて元の場所に戻ったと知って、ほっとしました。自分は車が来たときに(猫をよけるように)手を振って知らせたくらいで何にもできなかったのに、猫を助けた方からあんなに感謝されているとは思いませんでした。心やさしい方に猫を見つけてもらえて良かったなと思いました」

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